2013年04月28日

対極の表現

現在取り組んでいる演劇で、台詞を通常ではない言い方で発してくださいという演出がある。
最初は、なんだか面白いなぁくらいにしか思っていなかったのですが、これがとても難しい。

まず!
台詞を言う相手もありえない表現をしてくるので、つられてしまうと自分な台詞が出てこない。

また、いくら通常ではない言い方といっても、最初のうちはすぐにマンネリ化してしまい、自分の表現の幅の狭さを痛感。
どんなにありえない表現といっても中身のない台詞はもはや台詞ではなくただの発音。それは役者の発する表現ではない。

そして!
回数をするほどに、気がつけば当たり前の表現に引っ張られる自分がいる。
感情がやり易い方向へ引っ張られるのだ。

当たり前の表現に引っ張られるのは、どんどん状況が腹に入ってきた証で、そこを越えれば感情、テンポも自在に変えられるようになってくる。
ここまで来たらしめたもの、と、調子にのって感情の振り幅を飛ばしきると、とたんに何の話をしていたのか、脳ミソが迷子になる。
台詞が全く出てこないーっ(>_<)


このアプローチは、とても疲れるのだが、とても楽しい。
今日、稽古の終わりに演出が種明かし(?)をしてくれたのだが、自分が楽しいと感じたとおりのことだった。
つまり、ありえない表現を模索することで、演者としても表現の幅が広がるというのだ。
そしてその幅の広がった表現を実践するには見事にコントロールされた神経が必要
勿論、演者がアプローチを深めれば、作品自体の幅も厚みも増すのは言うまでもない。


2作品のうち1作品は神経がすかすかになるくらい消耗します。

そんな佐藤演出の舞台は5月11日、12日!
皆様、乞うご期待!
posted by イク at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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