2011年12月30日

長崎遠征まとめ

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謎のモダン館・白濱さんの投げかけたツイート。それに応じたかのうとおっさんの有北さん。そこにむしろ言いだしっぺ気分でのっかった郁。

今頃「そんなこと言ってたよね」くらいの話だったかもしれない小さな種も、本気同志で絡み合えば現実化できるという素晴らしい体験をさせていただいた。

出演陣はそれぞれに忙しい面々。
俺は竜劇隊巡業を終えたばかりで、正月企画の準備をさく形
かのうとおっさんも連日のイベント出演の針の隙間を縫うスケジュール
是常祐美は舞台稽古を抜け出しての強行軍
一方長崎の白濱隆次も自身の客演舞台を行いつつの公演準備である

本気にならざるを得ない
いやこれは、もしも片手間な気分で参加したら即はじかれる
または、それがそのまま舞台の成功を不可能にさせてしまう
そんな人間の奇跡をみるような公演だった

現地入り
信じられないくらいいい人ばかりの謎のモダン館
白濱さんのゴーサインに一丸となって動いたといった感じ
予想を超えた大劇場とそれとは真逆な手作り感満載のスタッフワーク
これがさらに大阪陣に火をつける
自主公演なのに、地縁も何もない我々は集客する術を一切もたない。
頭を下げる郁と是常に「私たちも本当に楽しみなんです」と笑顔で答えてくれるモダンの皆様たち
もうただ一生懸命に舞台を勤めるしかないのである

しかし、ここにきてまさかの悲鳴を体があげた
体が熱い
みんな寒い寒いと言っているのに、俺だけ陣兵衛一枚なのに体が熱をもって仕方ない
頭もなんだかぼーっとしてくる。
1か月間だまし続けてきた喉の違和感がついに表に出てきた。なぜにこのタイミング(><)
リハーサル、声を抑えめに行うも喉のリミットが迫っているのを感じる
長崎の大根でおでこを冷やしながら(表向きは体温で大根を解凍と説明。だってあの大根、芯が凍ってたぽかったから!!)
この火照りとあれは、興奮による武者震いだと自分を盛り上げつつも
遠征先で絶対にしたくなかったのだが、ベストな舞台を作るため、楽屋にて若干の仮眠をいただき(本当にすみません(><))

長崎公演の幕があがった

モダン館さんによる前説
「本当に楽しみで、楽しみで、、楽しみな一日になりますよう・・」というフレーズに涙が出るほど心が震えた

ヒロシ軍
地元長崎で今一番旬な劇団、ヒロシ軍。楽屋でカメラを向けると、即、自己紹介コントを披露してくれた。スピード感が心地よい。
長崎公演のお客様は一桁の子供から年配の方まで幅広く、そのどの世代にも対応する笑いと風刺。これからがとても楽しみな劇団です。
自己紹介コントはユーチューブ「長崎遠征ぶらり旅 其の10」にアップされてます◎

白濱隆次 
大阪遠征を超え、ホームで行う「時間切れを待ちながら」はホームベースがここなんだなという伸びやかな感じを受けました。
今回の公演、誰もが白濱トリを疑わなかったはずですが、公演カラーと年末公演など色々考え、地元二人を先方次鋒に配し、郁彦をトリにという思い切った公演。彼の凱旋公演だったのに!!!メールで伺ったとき、色々考えたがこの結論までにすでに彼の中で色々めぐってのことのはず、ここでぐちぐちいうのは必要なしと覚悟を決め「つとめさせていただきます」と返信しました。
白濱隆次、本当に素晴らしい男です。

是常祐美
作品中に出てくる「千日前線」「御堂筋線」「やんちゃな子猫」などの大阪独特のフレーズ。それをもれなく伝える為にかのうとおっさんと是常祐美による前説が行われた。これは、ひょっとしたら今後大阪勢が長崎へ公演するときの大いなる前ふりとなるかもしれない。少なくとも、俺はその種はまいてきた(笑)
(関西勢の三作品、全て出演者自ら前説または枕つきの公演となりました)
ホーム2作品が終わり、遠征チーム一発目。期待感とともにやはり観客の目は鋭い。
しかしその鋭い目線を5分間におよぶ前説で(ちなみに郁彦の枕はなんと8分間と長すぎの結果に(笑))かのうさんのアンニュイなトークでふわりとやわらげ、是常演じる田所女子はぐいぐい観客を引き込んでいく
そして、イナゴのシーンで長崎が揺れた!!

休憩をはさみ、かのうとおっさん
準備のため、楽屋モニターと舞台そでから伺う感じでありましたが、確かな手ごたえを感じる
思えば不思議な縁である。
初の関西演劇界への進出でありました昨年のインディペンデントシアター1st「30x30」
お互い初対面の青山郁彦とかのうとおっさんのタッグ公演でありました。
まさかその組み合わせで、こうしてともに長崎に乗り込むことになろうとは、、世の流れというのは本当に面白い

力強い流れのバトンをいただき、おおとりの青山郁彦
早朝、ログハウスにて朝日輝く海を見ながらざっと稽古をしていた時
長崎という土地で演じることの意味が海の景色からざーっと入ってきました

初演時、人類がこの今まで生きてくるのにどれだけの自然界への挑戦があったのか、先人と自然への敬意、大きすぎるテーマに呑みこまれそうになりながら作り上げたこの作品
3月の震災で自分の掘り下げたテーマの甘っちょろさに打ちのめされ、封印を覚悟
アイウチプロデューサーからの突然の誘いで、再び震災、津波、原子力と向き合う日々
生まれ変わった龍馬神伝説。仙台からの共演者から「同じ作品と感じた」の言葉に救われた
そして長崎である。最初に目についたのは龍馬と亀山社中の文字だった
だが朝、海に向かい、山を見つめ、思い浮かぶのは平和記念像
ここは、あの長崎なのである
人は何度も過ちを繰り返しながら、それでも必死で前に進むしかない。
「一度起こしたことはなしにはできぬ。」
その瞬間瞬間は正しいことと間違いを見極めることは難しい。
取り返しのつかないことも起こしてしまう。
それでも自分たちは、過ちは過ちと受け止め、負けることなく、誠意をもって前に進んでいかなくてはならない。
それのみでしか、まっすぐ進む道はない。

勉強したわけでもなく、とてもかかえきれない大きな問題。
それでもこれまで知ったちっぽけな知識を詰め込んで、そのことを背負って舞台に立とうと思った。
この作品がこの土地に来る意味、ここに在ったと。

そんな思い、一言の台詞にあるわけでもなく、ただ自分の中だけの出来事でありましたが、その覚悟あってか、最後のシーンが深く心に届いたという言葉をたくさんいただきました。


関わったすべてのみなさんが、次第にお互いの熱に感化され、熱量を増し、そして伝説となると言わしめた大阪長崎融合公演は幕を閉じた
しかし、これは伝説の始まりである。
インディペンデント11に出演した演者たちはまだあと9人残っている。
それに今回の行動に感化された関西劇団も多数、もちろん長崎側にもムーブメントは起こるだろう。すでに演劇としてはこちらが中心地といわれる福岡から長崎へのアプローチも始まっていると聞く。

あの台詞はマイナスの意味のみではない
「一度起こしたことはなしにはできぬ
正しいこと、そうでないこと、何がどうだか分らぬが
この先も紡いでいく100年、1000年、人を、見届けてくれ」

同じムーブメントに乗る一員として、または見守りともに盛り上げる観客として、この起こした行動を共に見守ってほしい
posted by イク at 17:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 郁句 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あけましておめでとうございます!!

モダン館の川口です。
先日は大変お世話になりありがとうございました!!
緊張の前説でしたが・・・
こんな風に書いていただいて嬉しい限りです。

とても楽しいひとときをありがとうございました。

機会がありましたら、またぜひ長崎へお越しください!
Posted by まゆ at 2012年01月01日 07:06
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