2013年09月15日

その時そこには師匠がいた

師匠がいる、いないというのは大きいよね


という会話をここ最近よくします。

養成所を出た人間は、技術はしっかり身につけてくるんだけど、お付きをしてないし、特定の先輩についたりもしてない子たちは、芸の周辺のことや、心構えなど大切なものが伝わってないことが多いね

ある先輩役者さんが言ってました。


自分もそういう意味では弟子入り経験などないのですが、師や先輩にとても恵まれてやってきたという気がします。


最初は中学演劇部顧問の高野先生。
ピッコロ演劇学校出身、秋浜悟志先生の教え子です。
高校に入って自主公演をプロデュースしていただいたり、独立後初の一人芝居「高瀬舟」を演出していただいたり、自分の演劇の出発点を作ってくれた方。
この世界は厳しいということをまず教えてくれました。

宝塚北高校演劇科
演劇=play ≠drama
演劇というものは、それまで思っていたよりもっと広く深い世界だということを教えてくれました。


劇団ホットケーキ豊岡さん
人生初のアルバイト。キャラクターショーの事務所。
契約書に「立場上はアルバイトでも舞台にあがればお客様からは関係ありません」というような内容。演劇の「仕事」をするという心構えを教わりました。

チームバーサス徳田さん
ホットケーキから独立。アクションの直接の先輩。豊岡さんに頭をさげ、徳田さんについていかせていただきました。気にかけながらも俺から口にするのを待っていてくれた豊岡さん、ありがとうございます(>_<)
ある意味住み込みの弟子入り。
徳田さんのアパートに先輩と三人で住み込み、毎晩屋上で稽古。学校には内緒で半年間そこから通っていました。
アクションの最初の師匠です。


桐朋学園
言わずと知れた演劇の名門。ひたすら駆け抜けた2年間。


時代村山田さん
殺陣とアクション、演技を1から学び直したこの時代。
山田さんは本当に沢山叱ってくれました。めちゃくちゃ厳しかったです。おかげで今があります。

笑撃武芸団
共に立ち上げ、自力でこの世界で生きていくということを学びました。
後半は特に足を引っ張るばかりだったけど、ここで身につけたこと、この時代に開花したものがとても沢山あります。


おいかどいちろう
生きる演芸のような男。
演芸の心構え、日常の過ごし方、こちらも厳しく沢山教えてくれました。かなり病みましたし、酒も強くなりました(笑)


小笠原先生
狂言の師匠。狂言自体はかなり稽古に行けてませんが、「それでも俺はイッキューの師匠だから」と言ってくださった時のありがたさ。
生きる伝統芸能。この人も全身芸の固まりのような方です。


尾畑さん
久しくお会いしてませんが、この人が存在しているというだけで心強さをくれる人。本当に何かを質問したいときは道でばったり会ったりするから不思議。


今野先生
空手の師匠。ハンチョウ原作の小説家としても有名。
武術は考古学 という、芸能の為に武術を学ぶ自分に、武術の世界はもっと広く深いんだぞと教えてくれました。


沢竜二
生きる伝説。20代にこの人と出会ってなかったら、自分の肉体的老化はもっと早かったでしょう。
まだまだいろんなことを学ばせていただきます!


振り替えると沢山の出会いから多くのものをいただいてきました。
自分自身はまだまだ勉強でありながら、いただいたものをきちんと次の世代にも渡していくこともまた、大切なんだと感じる年齢になりました。


自分もしかるべき時には口うるさく、煙たがられる先輩であろう。
posted by イク at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旧友との再会

観劇後、同期の野口と連絡がつながり飲みに行く。
これまたおそらく10年以上ぶりの再会。

舞台監督業の彼と、時代劇の俺。
お互い時を経てもこの業界に続けられてることに喜ぶ。

昔話もそこそこに、お互いの今の話。
伝承、継承、語り合ううち、まんまと途中で電車がなくなり、山手線ふた駅歩いて帰りました。

帰りがけ、関西の役者に酔った勢いで電話。
東京に来て感じる色々な思いをぶつけまくった。
受け止めてくれてありがとう。


活力とやる気を沢山もらった1日。
今日も頑張ります◎
posted by イク at 07:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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昨日は沢先生のお稽古の後、大学同期白井圭太の芝居を見に上野ストアハウスへ行ってきた。

温泉ドラゴン「birth」

圭太の芝居は、大学専攻科の「写楽」以来、実に18年ぶりである。
舞台上には、昔からの変わらぬエネルギッシュな圭太と、世にでて色々な現場を踏んだんだろうなという大人な圭太がいました。

再演であるが、初の作・演出でもあった作品だとか。
凄い作品だった。

題名通り、我らは何で生まれ、どうやって生きていこうとするのか、、

どの世代もそうなのか、
大学時代に創作で取り組む作品に、そういうテーマが多かった気がする。
あの頃を思い出させるテーマに、どうやったらこんな作品が産み出せるんだろうという、物凄い直球の、大胆な切り口な大人の芝居でした。


こういう作品て、東京でないと産まれないのかな。
四人の出演者がそれぞれに高い熱量を持っていて、凄みがあり、絆があり。

娯楽・エンターテイメント作品ばかりやる俺にはとうてい作り出せない作品で、圧倒された。

いろんなことに感動しました。


日韓演劇週間ということで、韓国の劇団コルモッキルの「鼠」という作品と二本立て。
昨日はアフタートークもあり、韓国の演劇人にも触れることができ、それも有意義でした。


16日(月)まで上野ストアハウスにて。
おすすめの公演です。
posted by イク at 07:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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